転職を繰り返すといいますが、確か転職率とかは基本昔と変わってなかったはず。

ゆとり世代が転職を繰り返すのは社会にも原因がある (ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171211-00152182-diamond-bus_all

内容的には下記にのところから、自己責任化を過度に求めることはしないようにという話があったので、この部分は自分も同じように思いました。

自律的なキャリア形成の背後に企業や社会の思惑が隠蔽されている。「自己責任化」を若年層へ過度に求めることから脱却すべきだと著者は提唱する。

もともとは、本の紹介ようの記事みたいですね。

若者の転職者は増加傾向にある。厚生労働省の調査によると、25~29歳で「初めて勤務した会社で現在勤務していない」と回答した人が、1997年には34%だったのに対し、2013年には45%になっているという。

となっているので

「新卒社員の3割が3年で辞める」はなぜ30年間変わらないのか|採用から評価、育成、戦略まで!毎月人事手帖|ダイヤモンド・オンライン

とタイトルにあるように上記の話とくらべると少し違和感がありますが、どちらも間違ってはいないのかな。

途中の、意識高い系と、ここではないどこかへ系とかはなんかうーんと思う内容でしたが、最後少し長めの引用で申し訳ないのですが、すごくいい文章だなと思ったので取り上げさしてもらいます。

 本来、労働市場や福祉政策、教育制度などによって制約を受ける層とそうでない層が存在する。そのため、個人が選べる選択肢は平等とはいえない。しかし、「個人が下した選択の責任は自分でとるべき」という思想が広がることで、制約のもとに下した選択の責任すらも、すべて個人が負わされている。不利な状況は自分の努力不足。こうした規範が責任を隠蔽しているのだ。また企業側も、「自ら自分を動機付けて、企業からの期待に応えて努力すべき」という規範を、従業員に内面化してもらったほうが都合がよい。

 現在の日本社会では、若い世代の有利・不利が再生産され続け、その社会的な分断が見えづらくなっている。そんな中、著者は、問題を個人化する文脈から抜け出すことの重要性を強調する。若年層のキャリア形成におけるリスクに対処するには、若年層の「やりたいこと」の実現可能性や先のことも視野に入れ、適切な形で理想を調整するような進路指導を、社会が提供していく必要がある。

個人が選べる選択肢は平等とはいえないのあたりで断言してくれているのがいいですね。優柔不断に、社会的な要因が3割で個人の責任が7割ぐらいみたいなどこかの記事でかいてあった気がしますが、中途半端に書かれるよりはすごく書いてる人の気持ちが伝わってよかったです。

でもこの文章の後が、キャリアアドバイザーとか使ってねみたいななんか宣伝ぽくなってたのがなぁというのがありましたが、一つの事実ですし、かなり大事だと思うのでそこはご愛敬というやつですかね。

まぁ、そういう実はステマとか気にしていたらそもそも文章も書けないし、行動することすらできなくなっちゃうれべるですね。

ソーシャルインパクトボンドのような、社会の分断を乗り越えるための方策についても考察されている点だ。

最後に本には書いてあるみたいなので、興味がそそる終わり方をされてしまいました。ソーシャルインパクトボンドという言葉すら知らなかった。。。

本書『ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?』とのことで、調べてみたら筑摩書房 (2017/8/3)って結構古かったです。

amazonの投稿者blue stone2017年8月12日さんの投稿がかなり読んでて胸に刺さりました。。。