長寿大国というのは是非続いてほしいです。あと自己責任について

日本が「長寿大国」と言えなくなる日。ハーバード大教授に聞く、深刻すぎる理由 (ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171202-00010000-huffpost-soci&p=3

少し長めの記事でしたが、頑張って読みました。

その中で特にいいなと思ったのが、自己責任といえるかという部分で「街の中心部にある生鮮食品を扱っている中小の小売店は、郊外の大型店との競争に敗れて、次々に廃業に追い込まれました。その結果、車を運転できない高齢者や自家用車を持つことのできない貧困層は、生鮮食料品を購入したくともできない状況になってしまったのです。地域にスーパーマーケットや生鮮食料品店がないのですから、食生活を改善しようとしても、健康的な食品にはたどり着けません。これを自己責任と言えるでしょうか。

いまだに自己責任とか簡単に言って人に責任を押し付けて、自分とは何も関係ないみたいな考えを持つ人がいるみたいですが、自分と関係がない人間なんていないと思うわけで、上記の話はだいぶ大きなくくりで説明していますが、もっと小さい話でも同じように自己責任なんて簡単に言えないよなと思いました。こういう状態を改善するためにも、地元の小さなスーパーで買い物をするのが大事だなと改めて思いました。

アメリカでは、新鮮な野菜よりファストフードのほうが安いですから、低所得でもお腹を満たしたければ、そちらに行ってしまう。さらに、貧困層の人は2つ、3つのパートタイムの仕事を持たなければ生活ができません。そうなると運動をする暇がない。家庭で自炊をする余裕もない。ということで、ファストフードで済ませてしまうことになる。」アメリカではとかというはなしですが、最近の日本も野菜が高騰したりでファーストフードとかお菓子とかのほうが安くカロリーとれて便利とか普通にありますからね。短期で見れば合理的な判断でそのような低栄養なものに頼ってしまうのも無理はないのかなと。

という流れで、どうすれば改善していくのかというので。ナッジというのものがあるみたいです。「行動経済学の分野で「ナッジ」(ひじで人を軽く押す意)といわれる概念です。これは特に健康を意識しなくても、自然と健康にいい方向に人を導いてくれる仕組みです。」たしかに少しまえにクローズアップ現代とかでも取り上げて多様な。イギリスのパンに使われている食塩の量をメーカーが少し減らすとかなんとか。

そして長いですが、ここはすごく共感したのでまるまる引用さしてもらいますと

「「

 距離感があると社会全体がセルフィッシュ(利己的)になっていき、摩擦が増え、衝突が起きます。そして、格差が定着してしまうと、上の階層にいる人が、格差がある状況を当たり前だと考え始めるようになります。現在置かれている状況が、定常の状態だと考えるようになると、貧困や格差の問題に取り組むモチベーションそのものが下がってきてしまいます。これが大きな問題なんです。私には、日本もだんだんと、このようなアメリカ社会に近づいてきているように思えてなりません。

――「格差がある、いまの状態が普通であって、そんなの個人で何とかすればいいじゃないか」といった考えですね。日本社会に昔からある「助け合い」の正反対ですね。

 その通りです。私は、「助け合い」や「連帯感」は、平等な社会でなければ実在できないと考えます。

」」

助け合いや連帯感は平等な社会じゃないとっていうところが響きました。助け合いや連帯感はないよりは絶対にあったほうが社会をより強くして問題解決も比較的スムーズに進むと思うので、まず最低条件だと思いますからね。ぜひそのような考えで、格差が拡大するような政策よりも、比較的平等になっていく社会にしてほしいところです。